自然体で生きることのススメ
生きづらさを抱えている人にとって、この世界はとげとげして冷たいです。でも、毎日を楽しく充実した生活を送っている人にとっては、暖かく明るいのがこの世界です。
人によってやその人の精神状態によって、世界への感じ方は違いますが、自分がどんな精神状態であれこの世界は何も変わっていません。ただ、自分の心がそんな世界として見ているだけなんだなって、この本を読んで思えました。
「限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光」
この本の著者である佐藤初女さんは、地域に密着した教育者として生涯尽くした人で、「自然体に心を透明にしていることは生きることを楽にする」として、この本の中にこのように書いてありました。
"自分が透明になって物事を見ていると、真実がみえてくる。濁っていると、真実が見えず、迷って事が解決しないのです。いくらいいことを言っても真実でなければ、それは本物ではありません。"
誰かの気分をよくするために自分を押し殺して、いいことを言うよりもまずは自分の心に素直になって発言し、行動していくことで本当の幸せを手にれることができるんだなって思えた本でした。