Life with books

入り込むと抜け出せない本の世界。 ここがきっかけで本に出会う楽しさに触れられる人が増えるといいな

働くと不幸になる会社と、働くと幸せになる会社

働いていると、いろいろな壁にぶち当たります。人間関係、給料、会社方針。。。
全てが自分の思い通りにいくことはないとは、思っていますが、それでも不満なことはたくさんあります。
会社の目的は利益追求なので、ある程度厳しい売り上げ目標や規則は仕方ないですが、それでも限界はあります。


よくある雰囲気の悪い会社の例で、
部下は部下で、「こんな会社はだめだ。」「もうやめてやる」
上司は上司で、「使えない部下共め」「自分で全部やったほうがましだ」これでは、ストレスで気が狂ってしまいそうです。


不満をなくすことは難しいですが、せめてすこしでもやりがいや、やる気を感じられる会社はどうやって作っているんだろうって考えていたときにこの本に出会いました。


「君を幸せにする会社」

天野 敦之

 

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この本では、経営の傾きかけた温泉旅館を巡った会社の成り立ちや仕事について物語形式で書かれています。
登場人物が、クマ太郎やゴリといったキャラクターが出てくるのがわかりやすくて良いですね。


この本にはこんな文章があります。
"ビジネススクールでは、企業は利益を稼ぎ 、株主価値を最大化することが目的だと教わった。でも株主価値を最大化しても、それで人が不幸になったら、そんな企業活動に意味はない。人の幸せと株主価値の最大化、どちらが大事かって言ったら、人の幸せが大事に決まっているはずだ。"


人生の大半を仕事をして過ごすのに、人が不幸になる会社で働くことほど、自分の人生を不幸にすることはないですね。
どんな仕事をするのでも、人の幸せを優先して働いていきたいです。