【読書メモ・感想】最高の結果を引き出す質問力 茂木 健一郎著書
目の前の人と会話をしている時、自分を含め、「楽しい」とか「もっと話していたい」って思うときって、お互いいい質問を投げ合っているときだと思います。
自分のなかでの、良い質問というのは、「どんな生き方をしたい?」とか「目の前のことにどうやって取り組んだらいい?」
とか、どうしても自己啓発よりというか、その人自身のポリシーみたいなものに、触れられて、それが自分と似通っていたり、自分にはない気づきを得ることができたときに、面白いって感じる。
そもそも、良い質問は人によって違うわけで、この質問が人によっては非常に鬱陶しいものかもしれないと考えた時に、良い質問ってなんだろうと疑問がありました。
この本には、質問力を高めることで自分自身の人生を充実させることができるという話でした。
これには目から鱗が落ちたような衝撃をうけました。
例えば、人に消耗されないようにするために自分自身に発注するような気持ちで仕事を行うという考え方。
これは、人からあれやれこれやれと言われても、その人のロボットになっているような感覚で充実感のかけらもない。
しかし、人から指示を受け、自分自身でこれをやることで自分自身に何がプラスになるのか、質問をする。
そして、その質問に上手く答えることができ、納得することができれば始める。
どうせ同じことをやらなければいけないのであれば、このように質問をして、納得したうえでやると充実感も違うのではないでしょうか。
また、茂木氏は著書の中で次のように述べています。
質問することは生きること。何が足りないのか考えること。
この言葉には、はっとさせられました。
一日に人は何百回と思考しているようですが、そのほとんどがどうしようもない思考であることが多く、愚痴や嫉妬のように全く誰も得しないようなことばかりです。
この中の半分以上を自分への良い質問にすることで、これからの人生が変わってくるんではないかなと、考えながらこの記事を書いています。