心のつながりを大事にして生きる
自由な生活には誰しも憧れはあります。何にも縛られず自由に働いてのびのびと生きていけたらどんなにいいかって…
そんな思いを純粋に生き方に取り入れて生活をする1人の女性「サイ―ダさん」
この本は著者で写真家 常見 藤代さんが何度も彼女のもとを訪れて、彼女の暮らし方にフォーカスを当てたエッセイです。
「女ノマド、1人砂漠に生きる」
サイ―ダさんはラクダを連れて、住む場所を定期的に変え、自由に暮らしているように見えるけど、彼女にはこんな思いがありました。
"今は1つの場所にたくさんの人が集まっているから、問題が起こる。ずっと昔から、私たちは離れて暮らしてきた。でも心は近った。今は近くに暮らしてても心は遠い。"
人と人が集まると問題が起きるし、それはたとえ良い人間関係であったとしても、一瞬で崩れる。だから、心だけでも通い合っていれば、それだけで幸せ。これは人間関係における真理じゃないかなって思います。たとえ、遠くにいても心さえ隣にいればさみしくもないし、むしろ心強い。そんな人間関係が作れればいいなって思えた本でした。