今の自分を受けいることから全て始まる
今日、ある人から言われた一言が頭から離れなくて、1日落ち込んでいました。
食欲もなくて、ずっとぼーっとして過ごしていて、何も手につきませんでした。ようやく、元気もでてきて、今、この書評を投稿しています。
こんな風に、仕事や家庭での悩みの一番の原因は人間関係。
っていうのは、聞いたことがありますが、みなさんはどうでしょうか?
「なんでそんなこと言われないといけないんだろう」って、人のトゲトゲした言葉に傷ついたことがいない人はいません。
もやもやした気分で、帰る途中に立ち寄った本屋でこの本を見つけたことがきっかけで、元気を取り戻しました。
「アドラー心理学入門」岸見一郎
アドラーというオーストリアの心理学者の方が提唱している心理学で、この心理学をもとに「嫌われる勇気」のようなベストセラーがあります。
この本では、アドラー心理学での日々の生活における考え方や心の持ち方について分かりやすく解説しており、こんな一文がありました。
"
社会は、このような考えとは違って、育児や教育を通じて、望ましい人間像を押しつけようとします。誰かえらい人のまねをしたり、何かに「なる 」ことを要求してきます。しかし、そのような望ましい人間像は虚構のものであって、存在するのは、「今あるがままの自分 」だけです。あるがままの私を好きにならずに、幸福になることはできません 。"
自分という存在は、世界中探してもここにしかいません。悩みや怒り、その他もろもろの嫌な感情で頭が埋め尽くされていると、こんな基本的なことすら忘れてしまっています。
まずは、今の自分を受け入れそのあと、自分がどうしたいのか、それに向かっていくことが自分だけの人生をより良いものにするじゃないかなって思いました。